2020年6月7日日曜日

山形山百12番盃山(2020年4月11日)

 今日は二人で里山漫歩の予定であったが、急用ができたとのことで、単独行となった。

 この山は、北蔵王の前衛峰たる山々の真ん中に位置し、699.9mの標高はその中では一番高い。いかにも盟主的に見え、行ってみたくなる山である(その山地の端にやまがた百名山の大岡山があるが、その標高は401m)。

緑のラインが行き、オレンジが帰り

 この東側の山々に気付かされたのは、馬見ヶ崎川右岸、盃山のふもとを散策した時だった。
 盃山の東端は植林地になっており、立派な山仕事道がある。この道をたどれば盃山に
登り返すものと勝手に当たりをつけ進んだ。林道は杣道になり、盃山の裏側(北側)に
続いているが、そのうち沢伝いに消えていく。そのまま沢をたどれば双月に出るのは間違いなかったが、暗い沢筋を嫌い、目の前の、明るい雑木林を纏った山(沢を隔て盃山の北側に位置する時枝山だった)に登った。
 帰ろうと、登ってきた方向に降りたつもりだったが、結局、方向を見失った。登り返して周囲を見ると、盃山とは反対の方向に空間が見えたので、下ったところ中ノ沢林道だった。

 やれやれと林道を戻ったが、これが結構な距離だった。帰宅したのは散歩に行くと家を出てから3時間ほど経過していた。随分と妻に怒られた。

 それから、この盃山の北東に続く山々が気になり、秋や冬、また山菜取り(コシアブラが採れる)に出かけた。




 
 炭沢山には二度は登っている。  

   

 初めて行ったときには天候が急激に崩れ、岩陰に避難したところ、眼の前(と思えた)に雷が走った。打たれたのかと思うほど大気が振動した。

 帰路、心が乱れたのか、尾根を下り過ぎた。戻る気力もなく、暗い杉斜面を深沢不動に降りた。そこから沼の辺を経由して家に帰った。実に遠かった。






 二度目は、2015年の4月26日。これは天気も良く、今回と同じような気持ちの良い山歩きだった。山頂にはカタクリの花が咲いていた。
 今回、山頂付近のクヌギの幹に、古い標識とカラフルな新しい標識とが括りつけてあった。

 花々は、ショウジョウバカマ、カタクリが咲いていた。


 帰路は、かつて迷った時枝山、盃山の北斜面を経由した。あの時と同じように、妙に明るい山であった。双月方面から登る人があるらしく、看板や赤テープが備えられていたのには、ちょっと驚いた。




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