2013年3月18日月曜日

湯殿山(3月16日)

写真のGPSデータから大体のコース

 午後からは雨の予報なのだけど、午前6時の大空は嘘だろと言いたいくらいの快晴。
 今回は湯殿山。湯殿山には夏道が無く、登るなら積雪期(タケノコ採りしながら登る人は結構居るようだが)。
 志津温泉のちょっと先までで通行止め。道は、既に国民宿舎辺りまでは除雪されている。

除雪された道。未だ通行止め。








 スキーツアーの3人組が先行。
 除雪されたアスファルト道を進む。途中、雪の壁が切れ林に入れるところがあり、スキーやスノーシューのトレースが続いていたので、我らもその後を追う。六十里越と姥沢への分かれ道のところでアスファルト道と合流。我らは構わず石跳沢右岸を進む。程なくネイチャーセンターが見える。
 しばらく進むと、恐らくは昨日、金曜日の快晴のもと大挙して湯殿山を目指したものと思われる無数のスノーシューのトレースがあったので、我らも迷わず?その後を追う。トレースは直ぐに尾根に向かうが、我らはカワクルミ沼に続く沢をそのまま進み、同沼と思しき凹地を横切り、その先のブナ林で休憩。

カワクルミ沼からの沢伝いに直登の図
正面は湯殿山南斜面、右の尾根が山頂から石跳沢に南西に張り出す尾根
湯殿山(左)と姥ヶ岳(右)。その間が石跳沢


















湯殿山から朝日連峰

湯殿山から見える朝日連峰の山々





















 湯殿山には、普通、山頂から南西に伸びる尾根を登る。とりあえず、湯殿山南面を斜めに横切るブナ林伝いに登って行くが、傾斜を増すに連れ、雪面もクラスト気味となり、結局、山頂に向かって右に追い立てられ、南西尾根を行く。
ブナ林伝いに登り始めたが・・・

 湯殿山は今回で3度目となる。これまでは5月、6月の残雪期だったので、コブが三つ連なる湯殿山稜線を苦もなくたどれたが、今回は、雪の量が多く、真ん中のコブは大きく、立ちはだかる壁には亀裂も見える有様。その上、風が強く、雲もあっという間に空を覆い尽くそうとしていたので、今回は湯殿山縦走?は諦め、雨が降り出す前に下山することとする。
 下山路は先ほどの南西尾根を石跳沢へ下る。スノートレッキングは、もちろん楽しいが、下りはスキーが欲しい。やっぱりバックカントリースキーか。面倒くさくなり、途中からは尻セードもどきで滑ってみる(あまりうまく行かなかったが)。
湯殿山の稜線と月山
青空、白雪、そして穏やかなシルエット
姥ヶ岳西斜面
 石跳沢には、天候悪化を察して、結構な数のスキーヤー、ボーダーが姥ヶ岳南尾根を下ってくる。スキーは羨ましい限りだが、どうせ降りてくるのなら、今の時期は西斜面だろうと、こっちが悔しくなる。西斜面は写真の通りの急斜面が石跳沢に至るが、ちょっと時期が遅くなると、途中に笹ヤブが顔を出し、斜面が途切れてしまうのである。
 石跳沢左岸をペタペタと歩む我等をボーダーがスラロームで追い越す。なにやら腹立たしい感あり。
 車に着いた時には大粒の雨が降り出し、雷まで轟く有様。
 久々の山行に、全身疲労という感じであったが、水沢温泉で汗を流して、まずは湯殿山行は無事終了。

大体のコースタイム
 7:30 スタート
 8:05 ネイチャーセンター付近
 9:05 カワクルミ沼付近(10分休憩)
11:10 山頂(途中10分程度の休憩あり)
12:00 下山
12:35 石跳沢(昼食休憩)
13:10 スタート
14:00 ゴール
湯殿山頂から湯殿山神社(赤い鳥居が見える)
 次回は、笹谷峠周辺の予定。興味ある方は、山幹事にお声がけください。

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