久々のブログ更新。
大好きな蔵王ダムから地蔵・熊野岳コース。
今回は、雪もたっぷりあるので、八方沢源頭部トラバースの熊野岳行き。
源頭部までは、概ね夏道沿いで、下り過ぎ警告のトラロープの辺りから熊野直登。目の前に見えるのに遠かった。
斜面には2本のシュプール。尾根にはシールを外すスキーヤー二人。うらやましい限りでした。
熊野岳は、強風で、思わずカッパ上下を慌てて着こんでしまうほど寒かった。
帰りは、熊野北面の大斜面につぼ足跡を刻んでトラバースしながら登ってきた足跡に合流。足跡を追いながら下山。
ほとんど夏道に戻ったところで、ちょっと油断したのか、地形を見誤り、北に下るところを、さらに西方面に進んでしまう。結構深い沢が現れ、ちょっと登り返して対岸の尾根に至るが、どうも三宝荒神に連なる端の尾根まで来てしまったようで、東へ東へと下りながら戻った。地図を確認し、地形の理解は間違っていないはずと確信するも、当然ながら、熊さんの足跡もあったりするので、初めて足を踏み入れた場所は、どうにも落ち着かない。
ダケカンバとブナの林まで下がってきて、左手には名号峯が見え、進行方向に見覚えのある地形、測候所の平原を確認しすることができ、やれやれの感。
やっぱり山は下りが肝心。熊野からは山形神室を目指し、アオモリトドマツの林では雁戸山を目指し、明瞭な(大きな)沢の3つ目を超えたら沢伝いに下るというのが下山ルールだったが、結果として、明瞭感を誤り、行き過ぎたもの。
スキー滑降では、この一瞬の誤りが遭難につながるなぁと、後になってから失敗感、敗北感が強まったので、ブログに記して、教訓とするもの、です。
(オレンジ色(ほぼ夏道)赤色(熊野岳直行)が登りルート。青色が下りを楽しんだコース。緑色が行き過ぎたコース。)